写りの良いゲーベルのフィギュリン達

弊店では種々の商材を扱います。オンラインストアに商品登録しますので商品全てに写真が必要です。それぞれ少なくとも4つ以上の方向から撮影します。マクロレンズを付けておりますので三脚を使って撮影しましてもブレが出てしまいます。1方向で5回はシャッターを切り、一番良いのを活用します。一日で本当に沢山の写真を撮影します。

商材によりまして写真の撮り易いもの、撮り難いものがございます。反射やホコリ、小さなゴミが写っており撮り直しすることが多々ございます。

とくに撮影の難しい商材は反射が強く出るツルツルとした物です。例えば、ロイヤルコペンハーゲンのフィギュリンや食器のスプーンなどです。レンズ先端には反射防止として円偏光フィルターという光の偏向作用を活用したカバーのようなものを付けているのですが、これらの商材にはあまり効果はありません。光源として使っております投光器、商材、カメラ、それとディフーザーと呼ぶ昔の障子のような作用を持つ板の配置をあれやこれやと変えて調整します。

ロイヤルコペンハーゲンの「カップル像」と「Emma and Frederic像」は二体セットですので撮影には大変苦労しました。それでも掲載した写真はテカテカと光っています。お客様がこのテカリを何らかの欠点と勘違いされないかと考えながら画像を掲載しております。

スプーンは鏡と同じ作用があり画像に撮影者やカメラが映ってしまう難しさがあります。正面から撮りますとこの傾向が強く出ますので、わざと斜めから撮影します。例えますと海岸から海面を眺めるような角度です。スプーンの口に入る部分はまさに凸面鏡と凹面鏡です。お客様の中には気にされる方もいらっしゃるかと思い、正面アングルの写真は使っておりません。

これらと違いゲーベルの人形は嫌な反射もなく、ピントもよく合いまして写りは最高です。表面が絹肌のようで拡散面の作用を持っているのですね。そのなかでも「独国 ゲーベル(Goebel)社 お歌の練習 Singing Lesson(箱なし)」はお気に入りの写真です。

日記

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