鉄道グッズ 禁煙プレート 京都 – 西明石

先日、鉄道グッズとして禁煙プレート( 京都 – 西明石)をストアに商品登録しております。約40年ほど昔の品です。電車や列車の床がタバコの灰やチューインガム、その他のゴミで当たり前のように汚れており、禁煙車が珍しい時代のプレートです。「横で喫煙する人のタバコの火で着ていたセーターに穴を開けられた」なんて話も語られておりました。そのような時代に禁煙制度が登場しました。ところで、このプレートを見てどこかおかしいことに気づかれた方もいらっしゃると思います。これは当時の快速電車に貼られていた物ですが、快速電車が京都と西明石間を走行している時にのみ禁煙になるという意味です。例えば、草津発の播州赤穂行き快速電車の場合、草津 – 京都間と西明石 – 播州赤穂間は喫煙が可能です。「混み合う京都 – 西明石間は喫煙をご遠慮ください」ということでしょうが、今の感覚からすると随分とひどい話です。「都会の人たちは綺麗な空気が吸えて良いがこっちはどうしてくれるんだ」って怒られそうです。それでも当時としては禁煙制度を設けられたということで、大きな前進でした。

はじめに書きました電車や列車の床が綺麗になったのはこの30年くらいからです。禁煙の効果です。チューインガムを噛む人も少なくなりました。帰りの通勤列車で缶ビールを飲む人もほとんど見ません。変わるものですね。そのうちにどこかの国の地下鉄のように飲食は一切禁止になるかもしれません。そうなると車内は綺麗でしょうが、随分とつまらなく感じます。